人形制作会議 第27回
参加メンバー
6名。
1号

では、骨格作りだが、骨格の芯となるワイヤーは、関節部分が輪になっていたりと、いろいろ伸び縮みできるよう余裕を持たせてある。

2号

ようするに、適当ってこと? それとも何か特別な理由があるの?
1号

いい質問だ。じつは深い意味がある。だがそれを答えることはできない。神のみぞ知る!
5号 うさぎ

では神であるわたしが答えてやろう。──神は天にいまし、世はすべて事もなし! テクテクテク……。

3号

つまり、適当──で、正解ってことだね。
1号

まあ、最初ワイヤーで、くるぶしとか作ろうとしたけど、あんまり意味なかったし……。それにワイヤーが硬いので、形を作るのが難しいから、芯としての機能だけでいいかも、となったんだ。ちなみにワイヤーは#10にしてからまだ折れたことがないよ。

4号

首の部分にもワイヤーが入っているけど、それは撮影し忘れた。
1号

うむ。どうやるか、次の作品では、詳しくやろうと思っている。
6号 アリス

今回のを見ても作り方はわからない?
1号

まあ、こちらとしても、まだ修正部分があったからな。たとえば腕のワイヤーはもうちょっと余裕をもたせたほうがよかった……。
──が、しかし。次回作からは、外に出していくものなので、しっかり作り方がわかるようにしていくつもりである!

3号

じゃ、ということは、とうとう時が来たね。世界が変わるかな?
2号

ふつうの人が、そんなに簡単に作れるものなの? へんに期待しすぎじゃない?
1号

まあ、ミシンさえあれば、なんとかなるはずだよ。
──あ、わた詰めについてだけど、たとえば今回のも、肩のところがパンパンになっているけど、わたの詰め方によって、なで肩にすることもできると思う。
簡単に考えられがちだけど、わた詰めがものすごく重要。頭部も顔がだいぶ変わってくるかな。とりあえず、いろいろあって時間がないので、4号──。
4号

次回は、パーツ作り。
まとめ
シメノンドールは骨格としてステンレスのワイヤーが入っている。#10と#18の2種類。わたはダイソーの化繊綿であり、今回はちょうど20個使用した。シメノンドールだから当然、ワイヤーもわたも、あとから入れ替えることができるようになっている。