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道具などの確認

人形制作会議(第19回)

参加メンバー

6名。

1号

1号

光陰矢の如し! では、今回は、人形を作るための必要な道具、ということでやっていく。さっそくだが、まずミシンは必要不可欠だな。さすがに手縫いでの制作は無理。時間がかかりすぎる。

2号

2号

時間がかかるのもそうだけど、1号はめんどうなことが嫌いなんでしょ。

1号

1号

——まあまあまあ、効率が悪いし、手縫いだとスマートじゃないだろ。

ま、そんなことより、ミシンだが、糸は3000メートル巻きの大きなものを使っているので、画像にあるように、取っ手の右端のところにカラーワイヤー(自遊自在 色:スノー 直径2ミリ)を取り付けてある。

これ、わかる人にはわかるだろう。自画自賛だが素晴らしいアイディアである!

画像1:ミシン、工業用ミシン糸

6号 アリス

6号

ねー、もしミシンを買うなら安いやつでも大丈夫?

5号 うさぎ

5号

アリスもミシン買うの?

1号

1号

安いミシン? んー、どうだろう。はっきりいってわからん。ただ、「伸縮縫い」というのができるやつがいい。これ、たぶん肌カバーを作るとき必要。

ニット生地(ジャージー)は伸びるので、糸が切れやすくなる。だから当然ニット用のミシン糸を使っているんだけど、「伸縮縫い」で縫うとさらに万全となるであろう。

3号

3号

必要ということなら、型紙を印刷するのにプリンターも必要なのでは?

1号

1号

あ、そうだね。プリンターもパソコンも、あと型紙を設計するのにクリップスタジオというアプリを使ってるけどそれも必要になってくるか。

まあそういうものをなしに作れないことも……ない……かな? が、その場合、やはり手書きとなり、たいへんである。

6号 アリス

6号

じゃあ、型紙があったら、あとはミシンだけ用意すればいいってこと?

2号

2号

とりあえず、ふつうと違って等身大人形を作るときに、とくべつ必要だと思われるものを紹介したら?

1号

1号

おっけおっけ、そうだね。——じゃまずはあれだ、チャコペン。これまでかなりの量を使ったな。とくに水で濡らすと消える水色のやつは。

それから、仮止め用の糊、と、ボンド(木工用速乾)。人形はちょっと複雑に縫うので仮止めが必要なんだ。あとは……そうだな、——皆もなにか気づいたら言ってみてくれ。

画像2:チャコペン、仮止め用のり、ボンド

5号 うさぎ

5号

ハリガネを曲げるやつは?

1号

1号

あー、ペンチね。ワイヤーをカットしたり先端を玉にするには、やっぱ大きめのものがいい。

あと工具類としてはラジオペンチも必要になる。これは、人形カバーを脱がしたときに指先が丸まって裏返しになるので、それを引っ張り出すのに使う。ないと不便だ。

4号

4号

ハトメを打つやつも。

1号

1号

そうそう! 以前使っていたアルミのハトメは、柔らかく扱いやすいが、経年によってその周りの生地が黒ずんでくる。それがいやで途中からステンレスのハトメに替えたんだ。で、けっこう値の張るハトメ打ち棒を買う羽目になった。

ただし仮面用の小さい穴のものは従来通りアルミで、これはプライヤーを使う(下の画像、黄色のもの)。

プライヤーといえば、ワイヤーをつかんで固定できるというものがあった(画像の右端、緑のもの)。まだ1、2度使った程度なのでペンチよりマシかどうかはわからないが、楽にワイヤーの先端に玉を作れるかもしれないと思い購入した。必要かどうかは追って報告しよう。ではほかに。

画像3:ペンチ、ラジオペンチ、ハトメ打ち棒、ハトメプライヤー、ネジザウルス

6号 アリス

6号

コロコロ。

5号 うさぎ

5号

あ、あれか。あれは必要だ。おもしろいから。

1号

1号

そうだな。コロコロクリーナーは冗談抜きに必要不可欠なものである。人形制作をしていると糸くずや細かいわたなどがあちこちに付くから。

——あ、そうだ、肝心なものを忘れてた。「わた詰め棒」が必須だな。人形にわたを詰める作業のときに使う棒なんだが、これは自作だ。

直径15ミリと8ミリの2種類の丸棒を買ってきて先端をカッターで削って加工する。店には売ってないからな。

3号

3号

トレース台は?

1号

1号

トレース台……。うーん……、しめのん工房では最初っから型紙をトレースするのに使っていたからそれに慣れてしまい、我が工房では必要といえば必要なものなんだけど、もしかしたらトレース台を使うのはめずらしいことかも。

値段が高いものだから、トレース台なしでも型紙を写す方法を覚えたほうがいいかもしれないな。

2号

2号

ロータリーカッター。

1号

1号

うーん、まあ、これも、そうだね、裁縫鋏があれば必要ないけど、あったほうが効率がいいかな。切り取り線を書かずに、直線的に生地を切る場合に、だけど。

3号

3号

定規は? 特別なのがなかったっけ?

1号

1号

ああ、フレキシブルカーブ定規ね。カバーの型紙を作るときに必要となるし、あと、正確な50センチの方眼定規も。安いやつだと目盛りが狂ってるから気をつけたほうがいいよ、これ、ほんと。

初期のころ、毎回ずれてたので不思議に思ってたけど原因は、安物の定規のせいだった。で、この安物の定規はロータリーカッターを当てるときに使う。傷ついてもいいように。

画像4:コロコロ、わた詰め棒、ロータリーカッター、定規、洋裁用、フレキシブルカーブ定規

2号

2号

メジャーやハサミなんかの種類をいうとキリがない?

1号

1号

んー、そうだね。それらは一般的な「裁縫道具」として揃えていることが前提で——

あ、カッティングマットもね、何かを作るときは当たり前に必要ということで——

それでは4号、もうこれくらいでいいだろう。

4号

4号

次回は材料について。

まとめ

シメノンドールを作るためには大まかにいって、ミシン、裁縫道具、わた詰め棒、のほかに、ハトメを取り付けたりワイヤーを曲げたりカットしたりするための工具類、が必要である!

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