人形制作会議(第17回)
参加メンバー
11名。
1号
まず以下の画像を見るがよい。
3号
あれ? 制作の現場は撮影しなかった?
2号
これじゃ作り方とかわからないんじゃ?
1号
いやまあ、作ってて気づいたんだけど、ほんとうは、ちょっとまだ定まってなかったんだ。カバーの作り方が。えー、思うに、サイズとか、だいたいでいいかも。
3号
だいたいでいいというのは? 生地が伸びるから?
1号
うん、ま、そうだね。伸びるから厳密には、サイズが合うとか合わないとか、判断がつかない。なので、140センチクラスなら140センチクラスで、もうサイズは統一してもいいかもと。
ただ、キツキツにするとたぶん耐久性が悪くなり、逆に余裕をもたせるとシワが多くなる。
5号 うさぎ
というかさー、一人増えてない?
6号 アリス
黄色がいる。もしかしてあれ、23号? 黒色から変えるとかいってた。
4号
違う。23号は黒のまま。あれは29号。
1号
うむ。一部、予定変更となった。整理しておくと、25号は黄緑マン。26号は赤色マン。27号は水色マン。28号は灰色マン。29号は黄色マン。
そしてこれから作る30号がカーキ色マンとなり、——で、その30号で、試作は終了となってしまう。
5号 うさぎ
じゃ黄緑マンと赤色マンは私の子分にしよう。
2号
いまさらりと重要なこと言わなかった?
3号
だね。30号で試作が終わりということは、同時にオークションに出すものも作るってことになる?
2号
まえに言ってたよね。出来のいいほうを出すからって、オークションに出すときは2体作るって。
1号
——そういうことである! たしかこのサイト内では言ってなかったが、そうだ、同時制作だ。これも会得しなくてはならない技術だ。しかし、そう! 最初に作ったのが2014年。つまりもう10年、修行をした。機は熟した!
6号 アリス
サボってばっかりだったけど……
1号
——いやいや、なにかを〈新発想する〉というのは、時間がかかることなのである! サボっているように見えて、じつにさまざまな思いが……走馬灯のように、——見ろ、肌カバーを脱いでいる様子を!
3号
それって、ほぼ初期段階に思いついていたのでは? ヘソの処理とかも。
4号
1号が悩んでたのは、手足を一体化するかどうか。
1号
あ、ま、そうだな。でもそれは考えてもしょうがないことであった。
6号 アリス
じゃはやく新しいのを作ったら?
5号 うさぎ
見て。私の黄緑マンと赤色マン!
4号
次回からは30号とシメノン001の作り方。
まとめ
25号から29号は顔の造形(目や髪などの制作)を残したまま終わった。次は最終試作品しめのん30号の制作、と同時に、新章を迎えることとなるだろう!