仮面人形#シメノンドール(第3話)
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1号:きょうは雨が降っているんだけど、
1号:なんだかさびしいね、雨の日は——。
1号:誰かここにいたのかな……。
1号:探してみようか。
1号:何かが、見つかるかもしれない。
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1号:あれ? 雨漏りしてる……。
1号:まあ、いいや。ここには、いない、と……。
1号:探しものは——
1号:元いた場所にあったりする。
2号:白々しい——。
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1号:は? 何が?
2号:回りくどい——
2号:というか、ずっと一緒だったし、はやく紹介したら?
2号:ねえ?
3号:まあ、そうだね。
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1号:——では。仲間が増えた。
2号:名前は?
1号:僕が1号だから、君が2号。そっちが3号。
2号:手ぬきすぎ。
3号:べつにいいんじゃない? どうせ名前なんて自分と他人を隔てる壁なんだから、要らないんだよ。
1号:——そうそう。深いね。
談話室(2023-09-23)
参加メンバー
4名。
感想会
5号:やっと1号だけじゃなくなったか。
6号:このときは私たちもいたのにね。
1号:まあまあ順番だ、順番。ちなみにこのドールコミックを作っていたときは、背景画像も凝っていた。無料の画像を探してきて、うまく当てはまるようにするのがたいへんだったな。
4号:1号は嘘をついている。ただコピペするだけだった。
5号:やっぱりか!
1号:いやいや、コピペは簡単だが、画像選択が難しいのだ。いいのがないと時間がかかるからな。
6号:だから背景をやめちゃったの?
1号:ん? うむ。——いや、違うぞ。背景がないほうが、想像力を刺激するのだ。だからだ。
5号:どうでもいいからはやく私が出てるのを話し合え。
4号:つぎは私の登場。
1号:いや、ちょっと諸事情で次回は飛ぶ。背景を削除したためにスカスカになった回のやつを修正したので、それに感想をつけるぞ。
6号:え? 順番は?