仮面人形#シメノンドール(第2話)
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1号:——やあ、どうもどうも。
1号:あ、まだ、もう少しだけ待って。
1号:何かが変わろうとしているんだ。今、ね。
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1号:すこしはやいかもしれない。
1号:だからといってどうなるものでもない。
1号:——だよね?
1号:このまま時間の流れが僕を、押し流す。
1号:そう……
1号:あるべき場所へ。
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1号:——そう、ここは、イメージの世界。
1号:でも、リアルにつながる世界。
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1号:そっか。そこにいたんだね。
1号:最初っから、
1号:君は、そこに——
1号:いたんだ。
1号:ほら、やっと見つけた。
談話室(2023-09-18)
参加メンバー
3名。
感想会
2号:これが噂の試作段階の意味不明なドールコミックですか。
1号:おいおい、いきなりケチをつけるんじゃない。
3号:ポエムになってるね。
1号:じゃあ今回は、内容ではなく、技術的な言い訳をしておこう。これらは背景をグリーンバックで撮影していたが、「色かぶり」という現象が起こり、それを目立たなくするために画像の色合いに手を加えている。ほんとうにめんどくさいことをしていたものだ、と懐かしむ……。
2号:あ、そういえば、背景もあったんじゃない? 真っ黒じゃなくて。
1号:そうそう、途中からドールコミックは人形劇っぽく背景画像なしの黒にしたんだ。だから背景画像は一部を除いてぜんぶ削除。
3号:それにしてもなんかちょっと変わってないかな?
1号:ああ、うん。背景コマを削除すると、スカスカなページになってしまっていたから、今回、新たに画像を入れたんだ。そのせいだろうね。
2号:改ざん?
1号:いやいや、ただの修正だよ。新たな旅立ちのために。
3号:旅立ち?
2号:また大袈裟なことを言ってる。
1号:まあとりあえず、心機一転のその一環、と言っておこう。