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LGBT対応等身大ドール

仮面人形#シメノンドール(第12話)

コミックの表紙

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1号:じゃあ、人形制作、始めるよー。

5号:何それ?

1号:人形の型紙だよ。まずは、これらを布にトレースする。全部で5枚。等身大の人形用だから大きいよ。

1号:ええっと、オークションには2体出すから、開発のためのストックを加えて3体作るよ。

1号:で、サイズは—— 140センチ級。だいたい身長140センチから149センチのあいだね。

コミックの1ページ目

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1号:今のところシメノンドールには3タイプある。140センチ級、130センチ級、120センチ級。ちなみに君たち二人は120センチ級だよ。

1号:クッション人形は綿の詰め方やへたり具合で身長が変わるから、

1号:ざっくり10センチ単位で捉えることにしているんだ。

6号:大人のリアルサイズというのがあったけど、あれは?

1号:ああ、あれは練習で、大きいのを作ってみたんだ。

1号:ちょうど処分する敷布団があったから、それを利用してね。で、敷布団の綿をちぎったんだけど、すごく重い。7キロ以上ある。

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1号:人形は自分では動けないから、動かす方は体感として10倍くらい重く感じる。7キロなら70キロだ。

5号:私は何キロ?

1号:君らは3キロから4キロくらい。とても扱いやすい重さだよ。

6号:じゃあ、赤い帽子のあの人形は?

1号:あれは5キロくらい。

1号:あの人形は最初に140センチ級の人形を作ろうとしたときに計算ミスをして、胴体が大人並みに長くなったんだよ。で、長い胴体に合う手脚を付けたら160センチに。大人としては肩幅が狭いから、いつか作り直すつもり。

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1号:まあ、そもそも大人の人形は男と女では体格が異なり、

1号:とくに胸の膨らみが大きく——

6号:大きく?

1号:あ、いや、つまり、

1号:シメノンドールは、オーナーがあとから、

1号:男の子なら女の子に、女の子なら男の子に、

1号:カスタマイズすることができるようにしてあるんだ。

1号:そのため、子供サイズなんだよ。今のところはね。わかった?

5号:なにが?

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