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人形制作を始めるにあたり

仮面人形#シメノンドール(第11話)

コミックの表紙

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1号:ではこれから実際に、〈新たな命〉を生み出す人形制作にとりかかる。

1号:そこでみんなの役割分担を決めていこうと思う。

2号:どうせパフォーマンスでしょ。

1号:はい、そこ。夢の国ではそういうの、タブーな。メタ発言、禁止。

コミックの1ページ目

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3号:でも僕らの場合、現実の世界に繋がってるから、べつにいいのでは?

1号:んー、悩ましいところだけど……。

2号:けっきょくあれでしょ、創作の物語性。制作の過程を見せることで共感できるみたいな。

3号:まあそれもあるだろうけど、ようは〈付加価値〉だろうね。

1号:わかった、わかった。そのとおり。

5号:はい! さっきから何をしゃべってるのかわからん!

コミックの2ページ目

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1号:うーん……

1号:では仕切り直し、である。これから私の独断で、各々の役割を決めていく。

5号:あーっ! 私も自分専用のマスクが欲しい!

1号:うむ。善処しよう。

1号:3号は、とりあえず、プロデューサー。2号は、制作進行。

コミックの3ページ目

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1号:——で、4号。

1号:4号は、見守り役。

1号:そして5号と6号。君らには実際の作業を手伝ってもらう。よいな?

5号:おう!

1号:では次回から実地に移す。

コミックの4ページ目
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