しめのん人形劇団、爆誕！

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１号：まず襲われた理由、そしてその犯人だが、——まったく見当がつかない。

５号：では犯人は、外部の者か、内部の者か。わたくし名探偵ウイキュウが、推理してみましょう。

１号：——あ、そういうことか。

１号：内部犯だったら、容疑者が絞られるな。

６号：容疑者って、何人いるの？

１号：で、そういうことになるか。

１号：つまり、シメノンドールは、いま何体あるのか？

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１号：うさぎ。おまえの隣にいる試作人形の脇腹を見てくれ。

１号：ファスナーがあるだろ？　それをあけて、わたが出てこないようにしてる布を引っ張り出してひっくり返し、そこにある文字を読み上げるのだ。

５号（うさぎ）：しめのん２５号　１４０　２０１９

１号：そういうことだ。今のところ、２５体である。

６号：えーっ。

５号（うさぎ）：えーっ！　いつの間に変身したの？

６号：うさぎちゃん、そこじゃない……。

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１号：うーん……。

５号：うーん……。

６号：犯人を捕まえたいのなら、４号に占ってもらったら？

１号：いや、４号の占いでは、すでにわからないと出ている。それにここで重要なのは、犯人の動機だ。

１号：場合によっては、おまえたちも私を襲ってこないとはかぎらない。

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１号：よし、これからは、影に埋もれていた試作人形たちにも、どんどん出演してもらおうと思う。

６号：出演？

１号：そうだ。

５号：そいつらって、敵？　味方？

１号：もはや敵か味方かわからぬが、これは〈しめのん人形劇団〉始まって以来の——　存亡の危機である！

６号：いつから人形劇団になったの？

１号：ん？

１号：たった今から——